2016年4月

2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:524ページ
ナイス数:196ナイス

The President's HatThe President's Hat感想
フランス語から英語へ翻訳された本。80年代のフランスでミッテランの帽子を手に入れたごく普通の男性が「帽子の力」で人生を変える。しかしその帽子は…。というミッテランの帽子を巡って人々の人生が変わっていく話。フランス語でもそうなんだろうけれど、英語の訳が流れるようでいい。フランスらしく食・ファッション・芸術に関した部分の描写がイギリスものと違っておもしろい。また、80年代を日本で過ごした者としては、当時のフランスの様子も興味深かった。
読了日:4月13日 著者:AntoineLaurain
Breakfast at Tiffany'sBreakfast at Tiffany's感想
ニューヨークで作家になるために頑張っている語り手が同じアパートに住むHolly Golightlyをめぐる話を書いたノヴェラ。他に短編3作が入っている。カポーティは数年前読んだIn Cold Blood以来だが、この人の文章は切れが良いと思う。そして長い文章でもわかりやすい。Hollyの登場シーンで彼女の清潔さを表現するところなど秀逸である。収録作品は、どれもある程度切ない。そして、このGolightlyという苗字がいい。Lightly come, lightly goから来ているのか。映画も見てみたい。
読了日:4月8日 著者:TrumanCapote
Three Men in A BoatThree Men in A Boat感想
ここのところずっと真面目で暗めな本が続いていたので、ここにきてコメディをということで読んで大正解。いや、おもしろかった。100年以上前に書かれたとは思えないくらい。モンティ・パイソン以下現代のイギリスコメディに繋がる部分が大いにあると思った。英語もそれほど古めかしくなくて読みやすい。これを元に作られたドキュメンタリーをちらっと見たことがあったけれど、もう一度見てみたい。
読了日:4月1日 著者:JeromeK.Jerome

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# by johnnycake2 | 2016-05-05 20:21 | 読書記録

2016年3月

2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:442ページ
ナイス数:104ナイス

Never Let Me GoNever Let Me Go感想
ディストピアSFなんだけど、SFっぽさはあまりなくて、現実社会にある格差を寓話化した話として捉えたほうがいいような気がする。Kathy、RuthそしてTommyの置かれた状況は、戦時下のイランの子供たち、貧しい国々の最下層で生きる子供たちなどと重なル部分がある。 全体的雰囲気や話の持って行きかたがMargaret AtwoodのThe Handmaid's Taleを思い出させた。しかし、Ishiguroの作品はAtwoodのそれよりも個々の人間関係に重きを置いていて、よりSFらしくないとも言える。
読了日:3月15日 著者:KazuoIshiguro
The Sense of an EndingThe Sense of an Ending感想
60代の男性が40年前に亡くなった友人のことを回想する中で、20代の頃と年を取ってからの違いなどを色々と考察する話。あるきっかけで、かつてのガールフレンドと連絡を取るのだが…。 初老の人間が若い頃を回想するとさもありなん、という部分が多々あり、ある程度年を取っている読者のほうが楽しめると思った。特にこれと言った出来事が起こるわけではないので、人生について色々つぶやくような話かと思ったら、最後5%ぐらいで仰天した。あ~、そうか、そういうことか。再読したら、ここに繋がる部分がもっとよく見えてくるだろうな。
読了日:3月3日 著者:JulianBarnes

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# by johnnycake2 | 2016-04-07 20:13 | 読書記録

2016年2月

2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:914ページ
ナイス数:70ナイス

Maxine Hong Kingston's: The Woman Warrior : A Casebook (Casebooks in Contemporary Fiction)Maxine Hong Kingston's: The Woman Warrior : A Casebook (Casebooks in Contemporary Fiction)感想
中国の口承文学を織り交ぜながら中国系アメリカ人が語る彼女の母親と自身の半生記。第二次大戦中に先に移住していた夫に呼ばれてアメリカに移住してきたこの母親がとにかくいろんな意味ですごい。アメリカ生まれの子供たちは彼女に言われるがままの日々。1950年代のカリフォルニアの中国人街もおもしろいけれど、周りのものすべてを圧倒するこの母親の前には色あせて見える。 我が家は国際結婚なので、同じ文化からきた移民が作り上げた家庭とは違うのだけれど、親と子の世代ギャップに加えた異文化ギャップには頷くところもあった。
読了日:2月24日 著者:
The Anchoress: A NovelThe Anchoress: A Novel感想
13世紀のイギリスで教会の一室に自らすすんで閉じ込められ、ひたすら人のために祈ることでそのまま一生を終えるのがAnchoress。母親と妹の相次ぐ死を経てそのAnchoressになると決めたSarahはわずか17歳だった。世俗から離れて静かなる祈りの日々を送れるはずだった生活は実際にはそうも行かなくて…。 実のところ、途中で投げ出したくなった。著者が地元の人で、面白そうな題材ということで2月の読書会の課題図書に選ばれたのだが、これが課題図書じゃなかったら、三分の一も読まないうちに投げ出していたと思う。
読了日:2月14日 著者:RobynCadwallader
The Martian: A NovelThe Martian: A Novel感想
映画化されて話題の本作、軽妙な語り口でサクサク読め、最後の最後まで気をもませるエンタメ小説だった。そして、この設定ながらコメディー。SFだから色々科学関係のことが出てくることは出てくるけど、そういうのが苦手でも大いに楽しめるだろう冒険小説。そして、絶望的な状況でも希望を捨てず、次の手を考えていく主人公がいい。何だかんだと冗談を飛ばしながらも、的確に状況を判断し行動していくこの主人公、好感を持たずにはいられない。(彼女がいないのが信じられない!)
読了日:2月6日 著者:AndyWeir

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# by johnnycake2 | 2016-03-07 20:53 | 読書記録

2016年1月

2016年1月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:1072ページ
ナイス数:69ナイス

The Human StainThe Human Stain感想
この本の描く、人種、貧困、戦争といったアメリカの現代に深く根を下ろした社会問題は、そのあまりの大きさ、複雑さに、呆然とさせられる。アメリカの暗部を垣間見させてくれる作品だが、文章は美しく読みやすい。 読み始めは、Iris Murdoch のThe Sea, the Sea の主人公の狂気を思い出させたが、重く暗い題材を巧みな文章で読ませるのは、Anne EnrightのThe Gatheringも思い出させた。
読了日:1月29日 著者:PhilipRoth
Wolf HallWolf Hall感想
イギリス・テューダー朝のヘンリー8世に仕え、イギリスの宗教改革を主導したトマス・クロムウェルの生涯を描いた3部作の1作目。子供時代から政敵トマス・モアの処刑までがこの1作目でカバーされている。主語が誰なのかがわかりづらい部分が結構あって、慣れるまで少し時間がかかった。 歴史上の出来事よりも、印象派の絵のように淡く描かれていくクロムウェルの日常や回想の数々が印象深い作品。
読了日:1月9日 著者:HilaryMantel

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# by johnnycake2 | 2016-02-01 11:24 | 読書記録

2015年12月

ということで、2015年もあっという間に終わってしまった。今年はもうちょっとまともに本読むぞ~。

johnnycakeの本棚 - 2015年12月 (4作品)
ブルージャスミン [DVD]
読了日:12月18日
評価3

エリザベス [DVD]
読了日:12月20日
評価4

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# by johnnycake2 | 2016-01-02 06:54 | 読書記録